お菓子で仕事をしたい方を具体化する
スイーツブランディングディレクターの
おおしたかおりです。
NHK大河ドラマ「井伊直虎」をご存知ですか?
戦国時代に、知恵をしぼり生き抜いた領主のお話です。
今川家と徳川家にはさまれ、どちらにつくか。
結局は、一旦、お家はとりつぶしになりました。
隠されていた領主の息子「井伊直政」は、徳川家に仕えます。
そこで、「とりつぶされた家の子」として非難されながら
徳川家の中で働きます。
この「とりつぶされた家の子」を彼は売りに生きていきます。
「デメリット」と思われることを
「メリット」としてアピールしていきます。
「とりつぶされた家の子」が、メリットに思う人はだれか?
それは、これから徳川家にとりつぶされそうになる家です。
「とりつぶされた家の子が活躍している徳川家は、
現在、敵側であるが、仲間になっても大事にしてくれる」
として、井伊直政は交渉していきます。
そして、どんどん交渉で領地を徳川家のものにしていきます。
自分の強みは弱みから生まれる
私は現在、教室業でお困りの方や、これから開業する方のお手伝いをしています。
「自分の強み」について考える時、デメリットと思われることが「強みになる」と
お話することがあります。
私の「不器用」は、実は強みです。
それは「不器用な方でも、こんな素敵なお菓子が作れる教室」とアピールできます。
なので、私のターゲットとなる方は「不器用」なのです。
また、お菓子を作る人として「パティシエ歴10年」には適わない
と思いますが、教室業としては逆に「主婦が作る」として
主婦の方の家庭でのお菓子づくりを理解することができ、
主婦だからこそわかる「主婦の方が作りやすいお菓子づくりの教室」
となります。
ターゲットは「家庭のお菓子を作りを楽しみたい主婦」
技術だけでなく、強みは性格からも見つけることができます。
私は「無駄が嫌い」「効率的なことが好き」
特に、「材料の無駄」や、「エネルギーの無駄」が苦手です。
なので、できるだけ試作したくなかったのです。
だから、頭で考えることを一生懸命しました。
この材料は何の役割を果たしているのか?
をよく考え、調べることをしました。
私の「考え方」が「大きな強み」として、「コンセプト」となりました。
自分の「強み」が見つからない方は、
自分の「デメリット」と思われることや
「いつも考えていること」も考えてみてください。
私のターゲットは「基礎からお菓子を学びたい」方です。
そして、そこから「自分のお菓子道」をみつけていただき、
「お菓子の仕事をしたい方」がターゲットです。
どんな方が、あなたの「弱みと強み」に興味があるか、役立つのか
考えてみてください。