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クッキーを作るときの材料の違い
その結果どうなるかについてお話します。
こんにちは
お菓子教室ひすなずたの おおしたかおりです。
手作りお菓子を販売したい方や教室の先生にありたい方にお菓子を教えています。
また、開業のお手伝いもさせていただいています。
動画でご覧になりたい方はこちらから
生徒さんから、「ディアモンを焼いたのですが、思ったようにできませんでした」とラインが入りました。
「この写真からわかる失敗を教えてください」
クイズを出されたような問いかけでした。笑
最近は、オンラインの生徒さんが増えたこともあり、
写真や動画などで、どのような状態かお伝えすることがよくあります。
しかし、これだけだと情報量が少ない。
もっと情報がほしいので、「真上・裏面・断面の写真を送ってください」とお願いしました。
写真から見るクッキーの状態
ここから何を感じるか。
目が粗いな。
ごつごつした印象があるな。
焼きすぎかも?と書いていたが、裏面を見ると焼きすぎではないな。
などを思いました。
クッキーの目が粗くなる理由
それは「砂糖」が大きく影響します。
配合として水分が少ないクッキーは、目の粗い砂糖を使用すると溶けずにそのまま混ざります。
お聞きすると「粉砂糖ではなく、きび砂糖を使用しました」と返信がありました。
おそらく、お料理に使うとよさそうな風味のあるミネラルがたくさん残ったザラザラしたきび砂糖だったのではないか。
クッキーの中の砂糖は溶けにくい状態
砂糖がとけずに成型されて、オーブンに入るとどうなるか?
オーブンの中で溶けて固まります。
このような断面になります。
くちどけの悪いクッキーになります。
逆にザクザクした食感になります。
これが失敗とみるかどうかは、その方がどのようなクッキーを作りたいか
ザクザクした食感がよい方は、これもありです。
なんでもそうですが、どうしたいか?
ここがありきです。
くちどけのよいクッキーを作りたければ「粉砂糖」
私が作ったクッキーの写真です。
同じようにディアモンの写真を参考にしていただければわかりやすい。
残念ながら断面の写真はないのですが、
表面をみただけでも、なめらかな印象です。
粉砂糖を使用してつくりました。
夏場に作るクッキーの大変さ
あと、さきほどの写真をみてアドバイスしたことがあります。
それは、ゴツゴツした印象を受けたからです。
これはおそらく、バターがべたべたした状態になったのではないかと考えられます。
夏場にクッキーを作るときは、できるだけいろんなものを冷やして作ってください。
フープロを使用するなら、フープロの入れ物も冷蔵庫でひやしておく。
台を使うなら、台を保冷剤などで冷やしておく
もちろん、空調で室温を冷やしておくこともしてください。
そして、手早い作業をしてください。
クッキーは作りやすいお菓子ですが、奥が深いですね。
ぜひ参考にしてください。