里山のごちそう きのこ
大阪市阿倍野区阪南町1-8-5
080-6133-0831
金・土開店
2020年10月オープン
★お店の情報は変更されることがあるので、「きのこ」さんが直接出している情報を確認してからご来店ください。
インスタグラム:https://www.instagram.com/natural_kinoko
(2021年1月に取材に伺いました)
先日、ご縁があって「里山のごちそう きのこ」さんへ取材へ行きました。
古民家でされているのは知っていましたが、行ってみると外観から感じる世界観。
「うわー素敵」と思わず声をあげました。
このお店を知らなくても外観から、「何ここ!行ってみたい」と思わせる雰囲気。
飲み込まれるように店内へ入りました。
タイムスリップしたみたいな空間。
流れるジャズ。
統一された本格レトロな空間が、居心地よく、
なにもかもが、店主の1本通った「おもてなし」の想いを感じました。
取材させていただき、帰るときには私が「熱い熱い想い」で染まってしまいました。
みなさんにお伝えしたいことが詰まっています。
順番に落ち着いて書こう。笑
玄関に入ると靴をぬいで入ります。
田舎のおうちに入らせていただく気分になりました。
玄関の土間はこんな雰囲気。
店内から見るとこんな感じ(お客様を見送っているきのこさん)
店内に入ると
カウンターもありお客様とお話しされてました。
人気のお部屋
個室になっていて、洋風。
大正時代を思わせます。
お客様が帰った後、写真をとらせていただきました。
食器も素敵です。
写真ですが、世界観が伝わります。
お料理メニューは、1つです。
「いのししのハンバーグ定食」
いのししのハンバーグをメインとして、
お野菜の総菜が10品
上から配置通りに書いていきます。
・大根たいたもの ・人参 ・天ぷら(ブロッコリー・サツマイモ)
・ひじき ・ターサイ ・イノシシハンバーグ ・小松菜
・玄米ご飯 ・大根の葉 ・赤大根 ・きくいも ・大根の皮と葉の味噌汁
体が喜びそうなメニューと味。
イノシシのハンバーグは、プリプリ。
熱いものは熱い状態で、天ぷらはあげたて、
ハンバーグは焼き立てで出てきます。
テンションあがる!!!!
この品数!!
何から食べようか、頭の中で食事のことだけを考えながら
食べました。
あー、だめだ取材なのにー、何も考えず食べちゃうー!!
とまらないーと、食べてしまいました。
熱いお茶を急須を置いてくれるのもうれしかった。
私はお茶や水をたくさん飲むので、ありがたい配慮でした。
次はデザートとドリンク
奈良でとれるおいしいミカンを使ったデザート
(1月に行きました)
そして、大きないちご
ドリンクはコーヒーをお願いしました。
デザートは、マスター(マスター/男性 きのこさん/女性と呼ばせていただきます)担当です。
私がお菓子教室の講師と知っておられるので、「緊張する」と出してくださいました。
マスターが「何点ですか?」と柱の陰に隠れながら聞かれました。
立場上、点数をつけるのは難しすぎます。
でも、それほど私をお菓子の講師として信頼をしてくださっていることが
とても嬉しかったです。
そして、デザートおいしかったです!
みかんの素材の味、おいしさが生きていて、
たまに当たるプリプリがとても美味しい!!
とても見た目はダンディですが、かわいいマスターです。
ここが、マスターの領域。
引き出しなどの什器は、ジモティ(中古品サイト)で調達。
ドリンクとデザートとサービスを担当されておられます。
コーヒーを淹れている間、お話しながら写真を撮らせていただきました。
手で入れるコーヒーはいいですね。
おもてなしされている感じが伝わりました。
マスターのかっこいい姿をとろうとすると、照れてなかなか
うまく撮れませんでしたが、1枚、いいのがとれました。↑
恥ずかしがっておられるマスター↑
Q1 コンセプトは?
「とことん明日香村」
私が毎週お野菜をお願いしているところです。
実は、平日は奈良県明日香村のお野菜を配達するお仕事をされています。
そのお野菜のおいしいこと。
元気な野菜、それだけでおいしいです。
9品入って1500円とお手頃価格です。
私は、その野菜で家族3人、ほぼ1週間生き延びています。
きのこさんは、お子さんを出産したことを機に、
野菜の農薬について考えたそうです。
そして、無農薬やオーガニックの野菜を手に入れることが
とても高価で難しい。
彼女のすごいところは、農家さんへ直接会いに行きます。
そこから、オーガニック野菜の販売の道へつながります。
直接農家さんから購入することになります。
それを友人や近所の方にお配りしていきつつ、要望の多さから販売につながっていきます。
野菜の宅配をして、約15年。
今では、「明日香の夢市」さんに、きのこの野菜セット用の野菜の集荷
コーディネイトをお願いしています。
(お客様とお話することも大切にされているきのこさん)
実はカフェ歴、10年。
よくお聞きすると、私の最寄り駅、北巽駅近くで4年
南巽駅近くで6年、カフェをされていました。
フリーマーケットも仕切っておられて
それはアクティブな経歴でした。
Q2.苦労したところ
物件を見つけるまで4年かかった。
古民家を探していた。
古くするのではなく、本当に古い家をさがしていて
イメージに合う古民家を探すのに時間がかかった。
阿倍野区で物件を見つけて、新しく来たものを受け入れてくれるだろうかと
思ったが、まわりのみなさんがよくしてくださって
新しい方々と出会えて楽しい。
逆に子供から住んでいるような、昔からいる感覚になっている。
たくあんづくりに大根30本の注文があったりとすっかり地域になじんでいる。
Q3.カフェを開業してよかったところ
夢のような世界。
まず、一緒に働いてくれるパートナーがいてくれるからできている。
やりたいと思うことをさせてもらっている。
今、やりたいことができて、定位置につけたと思っている。
***大下コメント***
私はこのコメントを聞いて、胸がきゅーーん!と熱くなりました。
こんな生き方、最高です!
やりたいことを見つけて、気持ちが一緒のパートナーとお仕事ができる。
これが夢ではなく現実なのです。
そんな世界を求めれば作ることができる!
ということを、きのこさんとマスターは教えてくれました。
本当に楽しそうに語ってくださいました。
楽しそうというより、幸せそうでした。
お2人は、再婚の新婚さんです。
幼馴染みだそうです。ドラマのようですね。
昭和44年生まれ、現在52歳のお2人。
なんと羨ましい!!
希望がつまったお2人だなと思いながら聞いていました。
***
Q4.これからカフェを開業する方へのアドバイス
カフェは、ライフスタイルの一環の感覚。
私たちのうちに人をお招きして、ゆったりと過ごしていただこうと思っている。
だから、お昼は1回転で、予約制。
だから、儲からない。それでいい。
それ以外で収入をあげる方法を考えなくてはならない。
例えば、毎週金・土曜日は、「週末マーケット」を開催。
明日香村の野菜や豆腐、自家製の総菜・お菓子を作って
販売している。
(写真を撮影した日は開催していない日で、雨でした)
◆店舗情報・お金の話
・広さ:1階部分 6畳+キッチン・マスターのドリンクを作る部屋・洋間
・立地:地下鉄阿倍野駅から徒歩圏 住宅地の中
・毎月の家賃:9万円(2階も含め)
・開業のためにかかった費用:家が素敵なのでほぼ改装していない。工事したのは、キッチンのところのみ60万円。
他、食器や家具などはいくらかかったか正確なところは不明。
****
カフェ10年以上の店主がいきついたお店。
「箱(家)がいいから、中途半端なものが出せない」
と、おっしゃってました。
着物とスーツのスタイルで、お迎えくださり、
内装や家具、お料理や音楽にいたるまで統一された世界観がありました。
費用がかかったのでは?と話を聞くと、上手にそろえておられました。
食器や家具は、ジモティで揃えたそうです。
まめな検索で、送料もかからないように取りに行くなど、工夫されていました。
ランチは1500円。
飲み物とデザートもつく。
私は「安すぎます!」といったのですが、
きのこさんは「何度も来てほしいので来やすい価格にしました」とおっしゃってました。
そして、やはりリピーターの方が、とても多いのだそうです。
私も近くなら、すぐに行ってしまうほどリーゾナブルで満足するお料理と雰囲気です。
カフェの収入だけでなく、販売に力を入れて収益アップをされていました。
◆連絡先・SNS
里山のごちそう きのこ
大阪市阿倍野区阪南町1-8-5
080-6133-0831 中村
※予約制なので、当日でもお電話で予約してからお越しください。
金・土開店
営業時間:11時から
★お店の情報は変更されることがあるので、インスタグラムなどで確認してからご来店ください。
インスタグラム:https://www.instagram.com/natural_kinoko
長い時間、取材に応じてくださりありがとうございました。
また行きます!
◆オンラインでカフェに使えるお菓子を学ぶことができるレッスンを開催!
お気軽にお問合せください。
https://peraichi.com/landing_pages/view/hisucafepro