昨日、誕生日ケーキを久しぶりに作らせていただきました。
昔はよく作らせていただいたのです。
(今は受付していません)
ご依頼があったので、
8年前、ひすなずたを開講した年に作らせていただいた方からでした。
「娘が20歳になります。あの時のケーキがおいしかった。
ダメ元で頼んでみようか」と、ラインをくださいました。
その方とは、私の娘たちとも通じていて、お母さんはひすなずたの
お菓子教室を開講当初から来てくださって、
応援してくださった方です。
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私が、立ち話で「お菓子教室をしようと思っている」とつげると
「応援する!!」と言って、本当に何年も来てくださいました。
そして、今でも、クリスマスケーキは作りに来てくださいます。
「家族みんな、ひすなずたファンです」
さて、どんなケーキだったか私は覚えておらず、
「ケーキの写真があったら送ってください」と依頼しました。
写真を写メしてくれました。
そうだ!!
チョコレートでちょうちょを作ったんだ!
お子さんが3人いるので、3匹ちょうちょにしてくださいと言われ
チョコレートをテンパリングして作ったなーと思いました。
このケーキは「フレジエ」
フランス語でイチゴは「フレーズ」
「フレジエ」はいちごの複数形です。
フランスには、日本で大人気のいちごのショートケーキはなく、
この「フレジエ」がそれに近いなと思っていますが!!!
実は、日本の多くのレシピは日本の方々が食べやすいようにアレンジしています。
フランスのフレジエはちょっと違います。
これは辻調のHPからお借りした写真です。
これがフランスのフレジエです。
上には、マジパンと呼ばれるあまーいアーモンドの粉と砂糖がいっぱい入ったものを
薄くのばしたものを置きます。
これはピンク色ですが、これは様々です。
私がコルドンブルーで勉強したときは、生地とほぼ同じ黄色でした。
中のクリームは、カスタードクリームにバターを加えまぜた
「クレーム・ムースリーヌ」と呼ばれるものが入ります。
なので、結構重たいクリームなのです。
ひすなずたのフレジエは、
「クレームディプロマット」を使います。
これは、カスタードクリームに生クリームを加え、
ゼラチンを加えたものです。
そこに、キルシュを加えるとさっぱりしておいしいです。
スポンジケーキを使うので、生地もおいしく
日本の方にも食べやすいケーキです。
薄く焼くので焼き時間が早く作りやすい。焼き時間は10分程度
それをこんな風にします。
味見用に小さいものも作りました。
直径18cmで作ると、いちごは1パック以上使いました。
今回は、カフェミモザガーデンさんからいただいた
「サクランボのコンポート」があったのでそれを使おうと思っていました。
このコンポートを試食したとき、これは最高のケーキになるわ!!と
嬉しくなりました。
このシロップを使って、生地にしみこませ、実をちらばせよう!
おいしい逸品があると、作るのも楽しくなります!
上に生地をかぶせて、あとはデコレーションです!
ここが緊張しますね。
今回はチョコレート細工がないので、季節のフルーツでかわいく。
私がデコレーションで心掛けていることは、
「やりすぎない!」
つい、やりすぎてしまうのですが、やりすぎると品のないものになりがちです。
ちょうど、とってもおいしいイチゴチョコレートがあったので
それで書きました。
8年前を思い出すように書こう!
今回は「20」
いろんなことを想い出しながら作りました。
8年もお菓子教室が続くなんて、本当にありがたい。
あかんかったらいつでもやめよう!と思っていました。
それが、まだ続いているなんて、奇跡か?
小さなケーキもこんな感じにできました。
うちの娘たちが大喜び!
きゃー!
女子っていいよね。
これは家の分で適当にとったら、やっぱりちょっと汚くなったけれど。
味はもう最高です。
サクランボのシロップと、パイナップルの風味、主役にいちご。
簡単なのに、ゴージャス!
きれいに作るには、いくつかポイントがあります。
また、来年のいちごの季節にレッスンで教えたいと思います。
今なら、4月スタートの方と一緒にベーシックコースがスタートできるかもしれません。
基礎からお菓子を習いたい方は、ベーシックコースの体験レッスンにお越しください!